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その1 おかしら付き参鶏湯 Samgyetang のつくりかた

プロローグ:



上写真は烏骨鶏の参鶏湯(サムゲタン)
〜ソウル・『土俗村』にて〜


 1991年、韓国で初めて 参鶏湯(サムゲタン) というものを食べた。以来、やみつきになり、その後は トランジットなどでソウルによる度に、景福宮近くの 土俗村(トソクチョン)という参鶏湯の専門店に行った。 おかげで飛行機に乗り遅れそうになったこともあるが…。
 サムゲタンは鶏の内臓を取り出し、もち米、棗(ナツメ)、ニンニク、生姜、長ネギ、栗、高麗人参などを詰めて土鍋で煮込むスタミナ料理で、日本のうなぎのような感覚で食べられている。
 今でこそ 名古屋でも2,000円くらいで美味しい参鶏湯が食べれるようになったが、当時は東京でもあまりなく、あってもメチャメチャ高価なものだった(特に烏骨鶏・オゴルゲのものは)。
 
 将来、自家製参鶏湯をつくるべく、庭には棗(ナツメ)の木なども植えている。 あとは烏骨鶏でも飼えば、もう完璧だ。
 『“幻の”烏骨鶏 飼育計画 』のページへ

 ある日、つわりから立ち直って無性に料理をしたくなったという妻が、サムゲタンをつくると言い出した。韓国食材屋さんで乾燥なつめ、高麗ニンジン(小さいの五本で1000円くらい)、生栗などを仕入れ、肉屋さんに鶏肉丸ごと一羽分を注文。スーパーでもち米、ネギなどを買い、これで準備は終わり。つくってみたら意外と簡単 で、美味しい。ということで、参鶏湯(サムゲタン)のつくり方のページ、つくってみました。


参鶏湯レシピ
1.肉屋さんに新鮮な鶏肉を頼んでおく。

←朝引きの新鮮な鶏肉を用意しましょう
(註:内臓は取り出しておいてもらいましょう)。
妻が買って来たのはなんと…
 尾頭付き&足付きでした。
鶏頭は良いスープのだしに、
鶏の足はコラーゲンを沢山含んでいます。
子どもたちは、「かわいい」
と言ってました…(−−;。
ま、先入観が無いのは、
いいことですね。
 



2.材料を用意し、ひたすら鶏のおなかの中に詰める。



もち米、乾燥棗(ナツメ)、栗、高麗人参などを 詰める 詰める





詰める



3.詰め終わったら、鶏のおなかを楊枝などでふさぐ。煮崩れして出て来ないように、しっかりと止める。





4.水を張った大きい鍋に鶏を丸ごと入れ、火にかける。他に、高麗ニンジン、
にんにく、生姜(摩り下ろさない方がいい)、長ネギなど。




ほとんど 八つ墓村 状態です(^^;
(註)普通、サムゲタンは鶏頭も足も切り取ったものを使います(下写真のように)。

↑そう、こんな感じです。
うちは高麗人参は3分の1だけ鳥の中、
残りはスープの出しにします。
圧力鍋でつくると、あっという間です。
これで終わり。超簡単です。
中のもち米にまで味がしみ込んで…ウマッ。

←でもやっぱり我が家的には、
足付き頭付きでつくった方が美味しいと思うので、
お肉屋さんで内臓だけ取り出したものを前日に
注文しておきます。

肉だけのものよりもグラム数が増えて高くなりますが、
出汁が出るのか、より美味しく出来上がります。
圧力鍋はやはり便利です。骨もがらも足も、トロトロに
なって食べられるようになります。
鶏頭・鶏がらの出汁と、鶏足のコラーゲンがたっぷりです。

韓国では、日本のうなぎ感覚で食べられています。どちらかといえば、夏に食べる というイメージです…
が、我が家では寒い時期に食べることの方が多いです。

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