リクガメのいる庭 "Tortoise's garden"
リクガメを庭で放し飼いにしてます。(屋外飼育&屋外冬眠)

 この庭のどこかにいる、リクガメたち⇒
  さぁ、どこにいるでしょう…?
 
 現在、7匹が庭を歩き回っています。
 晴れの日、暖かい日は活動が活発になります。

 のそのそと庭の野草を食べながら歩いている
 姿は、まるで草食恐竜のような雰囲気…。
 癒されます。 



〜日本(名古屋近郊)での冬眠可能な地中海系リクガメを数匹飼育しています〜
ロシアリクガメ、ヘルマンリクガメ、(トルコ原産、イラン原産の)ギリシャリクガメなど。
リクガメたちは、日本で買うと けっこう高いんですよ… 知ってました? (でも妻への申告は 1匹 1,300円(大汗;)

2010年春〜のアルバムはこちらです!

2009年春〜のアルバム    2007年春〜秋のアルバム


←娘が小学校で描いた絵です(2008年)
タイトル『かめのおさんぽ』
 
お日さま、太陽から届く光(紫外線)、
タンポポ… そして 
クローバー(全部 四つ葉!)。
教えたわけでもないのに、ちゃんと
ポイントを押さえてくれてます(笑)。

うちは庭飼いですが、天気のいい
日はたまに大きな公園へも
散歩に連れ出してます。

公園には沢山のワンちゃん、
最近はフェレットも多いですが
うちのリクガメたちはいつも人気者。



2005年冬〜2006年秋   2004年冬〜2005年初秋   リクガメ飼い始めの頃(2001年〜2004年春)

★ うちでの飼い方&冬眠のさせ方      ★ リクガメを飼い始めた発端は?



過去のアルバム(2005年冬〜2006年夏)

新入りのヘルマンリクガメはまだ小さいので、冬季は屋内でケージ飼育(紫外線・赤外線ライト完備)。



(上)3月末頃。 春からの屋外飼育・お庭デビューに備え、
餌をコマツナ、チンゲン菜などから、庭の雑草(野草)
(タンポポ、カラスノエンドウ、ノゲシなど)に切り替える。



4月初め。天気のいい日は日中 庭に出します。

←冬眠から目覚め、土の中から出て来た
うちで一番の古株(もう屋外で5年目)、
ロシアリクガメのポチ(左側)と(4月半ば)。
前年の秋以来、この年・初顔合わせです。

家庭菜園は毎年やっているが、コマツナは
冬蒔きで2月頃にタネを蒔いておく。
そうすると4月、5月には、冬眠から目覚めた
庭のリクガメたちのいい餌になっている。


冬季は屋内保温飼育している小さいリクガメも、
名古屋では4月からは天気のいい日中に、
5月末頃からは完全屋外飼育(昼も夜も。
雨の日も梅雨時も
)に入ります(秋まで)。
主食は庭の野草と植えてある野菜だが、
たまに買って来た野菜や果物も放り投げておく。
カボチャやニンジン、サツマイモ、ブロッコリーなどは
半茹でしたものを。トマト、りんご、バナナなども。

右写真は茹でたカボチャと、皿代わりのキャベツ⇒
(キャベツなどアブラナ科野菜はあまりよくないそうだが
トマトなどと一緒で、水分補給には最適のもの)

食べているのは左から・・・

ヘルマンリクガメのパトラッシュ、
ロシアリクガメのポチ、
ギリシャリクガメ(トルコ産)のジョリー。他に
ヘルマンリクガメのラスカル(愛称 ラッシー)がいます。

リクガメ野外飼育にもかなり慣れて来た2006年…。以前から家族で公園などへ出掛ける度、タンポポの種を採取して
庭に蒔いたりしていたが、この年からは本格的に、 『クローバー(シロツメクサ)移植計画』 も開始した。
近くにある親戚の土地にクローバーがいっぱい(^^)。クローバーでいっぱいの庭にしたい…(移植には梅雨時がいいです)。





2004年冬〜2005年春

うちのロシアリクガメ、ポチ が、またまた冬眠から目覚め、庭に出て来ました!
もう4年も、庭で勝手に土にもぐって冬眠し、毎年春になるとちゃんと顔を出してくれています。たまに買って来た野菜やリクガメ・フードも与えますが、基本的には 庭の雑草や、ポチのために庭に植えてある小松菜、チンゲン菜などを食べ、毎年少しずつ大きくなっています。
本来、甲羅の模様がきれいに見えるのですが、うちのポチは野生のリクガメのように土に潜ったりしているため、土が付いて白っぽくなっています。

 ロシアリクガメを選んで本当によかった!
日本で他のリクガメ、特に熱帯系のリクガメを放し飼い出来るとしたら… 沖縄ぐらいのもんでしょうね。(移住したい…(^^; )
【2005年春 更新情報!】

拡大写真へ

オリーブの樹の下で。カエルの石像はバリ島産です。
↑雑草はカラスノエンドウ。冬眠明け(3〜4月)の時期の主食です。 ↑年々リクガメとしての風格を増していく、ポチ。

新入り紹介 ヘルマンリクガメ
(原産地:ヨーロッパ バルカン半島域)

←新入りのヘルマン・リクガメ パトラッシュ。


まだまだ小さいので、冬眠はさせない予定。
数年は春〜秋以外の放し飼いはしないつもりだ。





飼い始めの頃(2001年初夏〜2004年春)


リクガメの飼育係は夫! 2002年3月半ば、庭で勝手に冬眠していた
ポチが、目覚めて地上に出て来ました!


ロシア・リクガメ(ホルスフィールド種)のポチ。
つぶらな瞳をしています。完全なベジタリアンです。

       ↑
見えます??(^^;
下の方に、土で真っ白になったリクガメがいます。
行方不明になってた他のカメも出て来たし、ロシア
リクガメってけっこう強いんだなぁ…と感心しました。

ペットショップにて。 ゾウガメ ⇒  
やっぱりこんなのはちょっと飼えないな…。 




 う ち で の 飼 い 方 & 冬 眠 の さ せ 方
飼育環境:1メーターほど盛り土してある庭。周囲は高さ25センチぐらいのコンクリート塀に囲まれている。餌は庭にはえている雑草(ハコベ、オオバコ、タンポポ、シロツメグサ、カラスノエンドウなど)や、植えてある野菜(コマツナ、チンゲン菜、モロヘイヤ、ミニトマト、きゅうり、明日葉、イチゴなど)、ハーブなども種類によっては食べているようだ。たまに、買ってきた野菜(というより料理の残り野菜:にんじん、大根の葉など)も与えるが、うちのリクガメは自分のことを野生のリクガメと思っているので(実はものすごく管理されてるのだが…)、生えている草に自分で食いつく方が好きらしい。
(註:雑草のうち、シロツメクサ(クローバー)に似たカタバミや、野菜のほうれん草などは、シュウ酸が多く含まれているため餌には適しません)

 庭に除草剤などは、絶対に蒔いてはいけない(草でぼうぼうになるが、その点は仕方が無い)。放し飼いの場合、水は与えなくてもいい。夏の間、夜は土の中に半分ぐらい潜って寝ている。寒くなると、もっと深く潜るようになる。

 ようするに、庭の土質、雑草などの管理には気を使ってますが、リクガメ自体は通年ほとんど ほったらかしにしてます。ロシアリクガメに関していえば、過保護にするより、その方が健康に育つと思います。




中央敷きわらの上を移動中のリクガメ、ポチ。
植木鉢を横に埋めたシェルターには、なかなか入ってくれない。
(でかすぎる?)。 草むらに隠れてる方が好きらしい。

雑草が沢山はえているが、決して手抜きではない(汗;)。
リクガメが食べる雑草以外のものは、ちゃんと抜いている。
いろんな草を試食しながら歩いてる姿は、なかなかかわいい。
軒下(日は当たるが雨は当たらない場所)につくった飼育スペース(冬は冬眠用スペース)。土は赤玉土に入れ替えている。最近は放し飼いのため、ほとんど使っていない。 心配していたカラスや猫も、リクガメの動き方からいってそれほど危険では無さそう。隅のコンクリート塀沿いに、土中に潜っていることが多い。

屋外飼育で大変なこと:庭の雑草や野菜が主食のため、また身体にも悪いため、除草剤を一切まけません。カメが
食べる草ばかりならいいのですが、食べない草まで生えて来ます。だから草ボウボウ(近所の人たちの目が怖い…(^^;)。


冬眠のための環境:上の飼育・冬眠スペースは、日は当たるが雨は当たらない軒下にある。掲示板などで調べ、赤玉土だけより黒土や腐葉土を乾燥させたものなどを混ぜた方がいいそう…という情報を得たため、混ぜてみた。そのため、今は上の写真より、もっと黒々とした土になっている。

しかし結局、こちらが用意した上記冬眠スペースはあまり気に入ってくれなかったので、お気に入りの場所(庭の隅のコンクリート塀沿い)に良い土や腐葉土を混ぜ、勝手に潜るのを待った。そして11月、リクガメは冬眠に入った。 ⇒ 翌年3月半ば、無事冬眠から目覚める。



そもそも リクガメを飼い出した発端は?
 1995年、新婚旅行で行ったブラジルのパラ州
(アマゾン河の河口)で見た、地元でJABUTI ジャブチ
と呼ばれている甲羅のこんもりとしたリクガメ。 ⇒
 州都ベレンの市場では子ガメが売られており(向こうの
言い値で1匹$10ぐらいだった)、妻とも相談し、買いたい
と思ったがやめた。 (註:絶対にやめましょう!
違法であり、かつ生物にとっても危険です
)。市場では
子猿も売られていたが、リクガメにしか関心は無かった。

 この種類、日本では アカアシガメ というらしい…。
ペットショップで、1匹4〜6万円ぐらい(^^;。

 ⇒『ブラジル・アルゼンチン旅行のページ』へ 〜トゥーカン(オオハシ鳥)、アマゾンの巨大アリ、人喰われワニの写真もあります〜



【最初にロシア リクガメを選んだ理由(2001年)】

 以来、ずっとリクガメを飼いたいと思っていた。本当は上のジャブチを飼いたかったのだが、いろいろ調べていくうち、南米産のリクガメは日本の夏はいいが、それ以外の季節の飼育はとても難しい ということがわかってきた。

 そして、リクガメにもいろんな種類がいて、その原産地では冬を冬眠してやり過ごす種類もいるとわかった。ホルスフィールド種といわれるリクガメだ。別名ロシアリクガメともいうが、ロシアといっても原産地は旧ソ連領中央アジア、ウズベキスタンやカザフスタンだ。リクガメはこんもりとした甲羅がチャームポイントだが、ロシアリクガメは他の種類に比べるとこんもり度が少ない。これも冬眠のため、土に潜りやすいからだそうだ。リクガメの中では飼いやすいらしく、そのためかペットショップでの売り値も比較的安い(3,500円〜5,500円ぐらい)。
 これは大事なポイントだと思う。安いから粗末に扱っていい、ということではない。庭木もそうだが、丈夫な木の方が値段が安く、高い木は買ってもすぐに枯れてしまうことが多いからだ。

 幸い、うちの庭は1メーターほど盛り土してあり、地上面は庭の周囲にコンクリートの敷居があって、リクガメを飼うには最適と勝手に判断した。それまで敵視していた雑草も、種類によってはリクガメの良い餌になることもわかった。彼らの故郷、ウズベキスタンなどでは冬はマイナス何十度にもなるという。日本との違いは、土中の水分が少ないため、冬でも土中の温度が一定だということだ。そこで、軒下の雨が当たらないところを中心に赤玉土などを大量に入れ、冬眠に適した(彼らの故郷に近い)土中環境をつくるべく気を使っていた。

 しかしリクガメは、こちらが用意した冬眠スペースは気に入ってくれず、結局庭で勝手にお気に入りの場所を選んで潜り、冬眠を始めてしまった(11月)。

 そして春、うちのロシアリクガメ1号 ポチは、無事庭で冬を乗り切り、地上に出て来た。体重もほぼ同じ、とても健康そうだった。
 それだけではない!その2週間後、前年の夏に庭で温浴をさせていたときどこかへ行ってしまい、行方不明になっていた別のロシアリクガメも、なんと地上に出て来たのだ(カラスにさらわれたか庭のどこかで死んでしまっているかと思っていたので、とても嬉しかった)。

 ロシアリクガメは、原産地では日本でよりも長い期間冬眠をしているそうだ。この種類の屋外冬眠なら比較的容易だと思う。今後も更に研究し、何とか庭で毎年勝手に冬眠して、土中で冬を越してもらいたい と考えている。
 




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【番外編】海ガメのいる島(インドネシア・スラガン島)へ    ウミガメの記録(at 名古屋港水族館)

有機無農薬“粗放”果樹園芸のすすめ へ    簡単★ビオトープとメダカたちのページへ


リ ク ガ メ リ ン ク 集

 リミックス REMIX


名古屋のペットショップ、Remix のホームページ。リクガメも沢山いて、動物園代わりに(^^;よく子どもを連れて行きます。


 リクガメ飼育交流広場   
Tortoise Garden


九州のリクガメ飼育者 takibi さんのページ。やはり放し飼いもされています。餌になる野草図鑑や成長記録など、充実したサイトです。


 R A B I T U S


うちも使わせてもらってます。ほのぼのとした、カメのフリー素材を提供してくれているホームページです。

 リクガメクラブ


愛知県在住、将来は沖縄(南国)へ移住希望…と、共通点が多い けんちゃんさんのHP。『リクガメの館』には飼育に役立つ情報が満載です。

レプタイル・キーパーズネット


リクガメ他 爬虫類、両生類の飼育情報検索エンジン。種類ごとにきれいにまとまっています。

 live together

プロの写真家、あいざわさんが魅せます。リクガメ他の爬虫類が、芸術的に撮れています。いつかうちのカメたちも撮影して欲しい…。


まだまだ追加していきます。相互リンクをご希望の方、ご連絡ください。


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