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ヴェトナム ・ カンボジア 身おも旅
Vietnam & Cambodia
DEC 21, 1996 - JAN 4, 1997

妻の妊娠安定期(妊娠 ヵ月)と 年末年始がぶつかった。
My wife was pregnant. She said our baby wanted to eat Vietnamese food !



VIETNAM ホーチミン空港 に 到着
HO CHI MINH CITY ( SAIGON )
12月のサイゴンは ちょうどいい気候だ。
まずは “安宿、そして 情報”の集まる ファングーラオ通り Pham Ngu Lão St.
宿は清潔さとエレベーターがついていることから、THE LELE HOTEL (1泊TWIN $22)にした。

ホーチミン(サイゴン)の中心部には、
木造のヨーロッパ風の建物が多い。

”東南アジアのパリ”だとか本には書いて
あったりするが、決してそうは思わない。
やはり、東南アジアの エネルギッシュな
都市のひとつだ。
サイゴンのベンタイン市場にて
 Cho Bên Thành

南国の果物がいっぱい。
真ん中の赤い果物は ドラゴン・フルーツ
Thanh long
(サボテンの実)。
キウイをすっぱくしたような味。

CHRISTMAS PARADE !?

なぜか大勢の人々がバイクで街へ
繰り出す、クリスマス の賑わい。

ものすごい人。 そして排気ガスだ。



”民族音楽の生演奏”を聴きながら
食べる、おいしい 高級ヴェトナム料理
の数々。 胎教にも良さそうだ。

テーブルいっぱい並べて、2人前
$20くらい(この国ではけっこう高い)。

その他今回は、フエ地方(昔、宮廷が
あったところ)の宮廷料理や、
司馬遼太郎の小説に出て来て 行きた
かった、フランス料理 La Cigale など
いつになくグルメな旅となった。
こんなことは かつてないことだった。

大事を取って、東南アジアの楽しみ 「屋台」 は夫のみ。 妻には我慢してもらうことに。
夫もつきあって我慢するはずだったのだが…。 やはり 屋台の魅力には勝てなかった…。

 当初、サイゴンから列車で ヴェトナム中部の古都・フエホイアンまで行く予定だったのだが…。
”ヴェトナムの列車は 妊婦にはかなりきつい”
とわかり、断念。 うちの妻の場合、飛行機は 全く問題なかったのだが。

 ずっと サイゴンとその周辺で のんびりしてるしかないか…と 思いつつ、 ファングーラオ通り(初心者向け註:バンコクの カオサン・ロードのようなところ) で情報を集めていると、 意外にも カンボジア観光の方が、飛行機だけでも見所には行ける ということがわかった。 ファングーラオ通りにある 格安旅行会社を何軒かまわり、運良く(?) 格安チケットを購入。 空路 カンボジアへ飛んだ(ロイヤル・カンボジア航空)。

 離陸後 40分ほどで、プノンペン空港に到着。ヴィザは空港についてから、その場で申請して取れる。ヴェトナムからカンボジアへは、陸路と船で行く方法もあるのだが 当然 そんな方法は却下だ。その後 飛行機を乗り継ぎ、カンボジア遺跡観光の基地、シェムリアップ SIEM REAP へ飛んだ。


    CAMBODIA



   ANGKOR THOM

 
カンボジア北西部の遺跡、
  アンコール・トム


 この南大門をくぐって
  バイヨン寺院 Bayon へ入る。


  
 タ・プローム Ta Prohm


遺跡の石の割れ目に入った種子が、
数百年かけてこんな巨木に。

とても面白い風景だが、
こうした樹木によっても、遺跡が
破壊されてしまっているという。


  ANGKOR WAT
 夕暮れのアンコール・ワット
   

 前面の池には蓮の花が。
 本当にきれいだ。

プノンバケンの丘 Phnom Bakheng
よりアンコール・ワットを望む。

アンコールワットが
”密林の中に たたずんでいる”
といわれるのがわかる。

遠くに、トンレサップ湖 Lake Tonle Sap
(世界一魚が多い湖だそうだ)も見えた。

アンコール・ワットの回廊に描かれている壁画。
クメール王朝の歴史や、ヒンドゥー神話が描かれている。

アンコールワット他、遺跡の参道や出入口付近には、地雷で足や手を失った 物乞いの子供たちが多く、
ショックだった。地雷は主に畑や平原などに隠されて埋められたため、最も被害を受けたのは 農民だったそうだ。

 僕たちは 発展途上国に行くときは いつもやってるが、数着の必要な服だけは確保し、その他に要らない古着や日用品を 出来るだけ着て(持って)行って、 向こうの子どもとかにあげてくるのだ。 ”使い古しをあげるなんて失礼だ” なんて考え方は全く不用。 現地の人にとっては、ボロボロのものでも使えれば有益だ。
 お金をあげてもいいが、本人のところに行くとは限らない。親に取り上げられてしまうことも多いのだ。
 今回 出会った子どもも、「冬なので けっこう夜は寒いのに毛布が無い」 と言っていた。 家でちょうど 使ってない 古い毛布があったのに…。持って来ればよかった…。

 皆さんもアジアに行くときは、いっぱい古い服とかを着て行きましょう! ボロボロのものでも使えればOKです。但し 現地で、着飾った日本人ツアー客に変な目で見られるかも知れませんが…。

シェムリアップ郊外

ロリュオス遺跡群 ROLUOS
近くにあった、小学校 授業中の風景

  カンボジア人はほとんどが仏教徒。
  お坊さんはとても尊敬されている。


シェムリアップから、空路 首都プノンペン Phnom Penh
 トゥールスレン博物館

元々高校だったが、ポルポト時代、
強制収容所として使われた。

カンボジアでは1975年からの3年8ヵ月で、
国民のおよそ3分の1が虐殺され、または
過酷な労働により死亡した!


 カンボジア王宮
 Royal Palace

いつも 我が身の保全 のためなら
誰とでも手を組む、”風見鶏”の館だ。

プノンペンから、空路 再び ヴェトナム、ホーチミンへ。

VIETNAM

サイゴン名物?
BAKUDAN CAFE
Kem Bach Dang


バクダン・アイス Kem dua と、
今や日本でもおなじみの
ヴェトナム・コーヒー

い よ い よ メ コ ン ・ デ ル タ へ

 サイゴンから バスで南方へ数時間。 メコンへ行くツアーはいろいろと出ているが、そのうち 格安のシン・カフェの日帰りツアー$8)に便乗することにした。 他と比べて 断然安く、交通費を考えても絶対お得だ。 行きだけはツアーと一緒に行き、帰りは数日後にずらしてもらって、後日ツアーが来たときにピックアップしてもらうことになった。
 通常は認めないそうだが(認めるとみんなやり出すので)、妊婦さんだから ということで、特別に $10で 交渉成立した。シン・カフェのスタッフのみなさんに 感謝 感謝。
 一番良い席を用意してくれ、 途中 寄り道をしながら ゆっくりと移動。他のお客さんも皆、いたわってくれたのでたすかった。
 というわけで、メコン河 ミトー周辺に到着後、4日間 滞在することになった。

Mekong Delta

メコン河の支流 Mekong River

メコン河は支流が多く、豊かな
デルタ地帯を形成している。

小さいボートを借り切って、
メコン河クルーズに出た。

どうせハードには動き回れないし、中洲の島でのんびりすることに。

中洲の島にて。

もっこをかついだ 魚売りのおばさん

客に魚を渡すときは その辺の
バナナの葉っぱをちぎって包む。

なんとも おおらかだ。

怪しいココナツ教団のあった島 フーン島 Cong Phung
果樹園の島 タイソン島 Con Thoi son 他、多くの島々がある。

 果樹園+養蜂!

果樹園では 南国の珍しい果物がたわわに
実り、受粉にも欠かせないミツバチを飼って
蜂蜜もとっている。

これで コーヒー農園でも付いてれば、まさしく
夫婦の理想! 思わず笑みがこぼれる…。

我が家は老後に、南国で果樹園芸をするのが
夢なんです。 ⇒家庭果樹園芸のページへ

ホーおじさんの看板    ミ トー Mytho



看板(だけ)は社会主義。

バリバリの資本主義国
という感じがするが…。


何故か!?
日本人男性にもファンが多い
民族衣装 アオザイ AO DAI

ふと気がつくと、自分もけっこう
シャッターを押していた。

1997年の元旦は ミトー Mytho で迎えた。
年越しそばは もちろんヴェトナム麺、フォー Phoだ。

メコンの支流には 魚捕り用と
思われる網があちこちに。

メコン・デルタの田園風景

昔からこういう田んぼに憧れていた。

数日後、シン・カフェのピックアップのバスが来て、ホーチミンへ戻る。

1997年1月4日 ホーチミン より帰国。
おなかの赤ちゃんは、ヴェトナム料理とカンボジア料理で 200g ぐらい体重が増えていた。
帰国後 カ月ぐらいたった頃

妻、アオザイ AO DAI を着て
友だちの結婚式へ。

妊娠後期(8カ月ぐらい)で
着物も着れなかったので
ちょうど良かった。 ホントに、
妊婦さんにはぴったり!

の服だ。

アオザイはサイゴンなどで3日も
あれば オーダー・メードのをつくって
くれます。(これは$40くらい)
マタニティ として1着いかが?

カ月後、無事 長男を出産 〜

 妊 婦 連 れ 個 人 旅 行 の 注 意 点

 現在工事中 ですが一言だけ。 大切なのは、無理をしないことです。我が家の場合、このときは休みと妊娠安定期がピタッと重なったため行ってしまいましたが、二人目の妊娠のときには、休めるときと安定期が20日ほどずれていたため、どこにも行きませんでした。 また、行く先々の宿よりも、まず 英語の通じる病院、きれいな水や食べ物をどこで確保できるか、などの情報を集めてください。
 子連れ旅行も同じですが、目的地のベストな気候のときを選んでください。妊婦さんによって個人差も大きいので、“迷うなら止める” か、ツアーで行くのもいいかと思います。





ヴェトナム・カンボジア リンク集 Links for Vietnam & Cambodia
相互リンクして頂いているサイト)
私的ベトナム記
ベトナムについて 何でもわかってしまう、貴重なサイト。 リンク集も充実してます。
ベトナムに行く人、興味のある人はまずここへ。

ベトナム ゴー!

女性・男性ひとりずつでつくっている。それぞれの感性で、ベトナムを紹介して
くれているサイトです。

メ コ ン・プ ラ ザ

東南アジア、メコン圏の魅力をたっぷり紹介してくれている。文化、言語、ビジネス、
歴史 など、あらゆる分野での意見・情報交換の場も。

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