北 海 道 子 連 れ 旅
〜北の国から 2002 春〜(^^;
旅行の時期:2002年5月・GW中の4泊5日
今回の旅人:夫、妻、長男(4歳11ヵ月)、長女(1歳半)の計4人
TOPPAGEへ 旅の目的:@ 北海道在住の義兄の結婚式に参列すること。
A 子どもたちを、アイヌ文化に触れさせること。
B 雄大な北海道の観光&美味しいもの。
レンタカーで富良野・美瑛・道央へ。北海道の美味しいものを食べ、アイヌ民族の文化に触れ、結婚式に感動した旅でした。
アイヌ村 ポロト・コタン アイヌ料理について 森の結婚式 アイヌ民族・文化関連リンク集
名古屋空港からANA便にて旭川空港へ。 (帰りは新千歳空港から。JAL便でした) 下の子(1歳半)は席無し(幼児券)。 上昇・下降時に耳が痛くなるのを防ぐため、 グミや子どもの好きなお菓子を持ち込みましょう。 |
夫はかつて、サラリーマン時代に 2月・極寒の旭川 に出張で来たことがあった(今でも思うが、いい時期ならきっと 上司が来てたに違いない…)。そのときは仕事だったので『川村カネト・アイヌ資料館?』ぐらいしか見れなかったが、一面雪で真っ白だったのを思い出した。道に迷ったら凍死する と思ったものだ。 それに比べ、5月はなんて爽やかなんだ!! やっぱ北海道は、春から初夏だね! |
早速、旭川空港でレンタカーを ピックアップ。ホンダのFITでした。⇒ (1日6,000円) カーナビ付きでしたが、北海道では あまり必要ないかも。 上の子はジュニア・シート、下の子は チャイルド・シート。 |
まずは南へ。 美瑛・富良野方面へ車を走らせた。 美瑛は丘のきれいな地域です。 |
チーズ工房前の広場にて チーズ、牛乳、ソフトクリームなど、 外で食べると気持ちいいです。 |
擬似しぼり(^^;体験 観光牧場などで本当の乳搾りを体験したい方は、 事前に予約してから行ってください。 |
連休真っ最中のせいか、札幌市内は少し 閑散としていた。 ←ラーメン横丁へ。 狭い路地に、16軒ものラーメン屋さんが… こりゃ大変だ!(汗;) 妻と手分けして食べることに…。 |
札幌郊外。ドライブ中に偶然見つけた、『ロバパン』の工場。前には白いロバの像もある。⇒ 私は現物を知っている世代ではなく、テレビでしか見たことないのですが、こんなものがまだ残っていたとは…。まさか今でも ロバが引いてるの!? で、くどいようですがもう一度…。 |
ゴルフはやったこと無かったが。
次の日の朝、「子どもをゴルフ・カートに乗せたい」と
マネージャーさんに言ったらあっさりOKしてカートを
貸してくれた。
ゴルフ・コースに向け、出発!
さすがにゴーカートみたいにはスピードが出なかったが、ゴルフ・コースは景色もいいし起伏もあって、
けっこう楽しめました(^^)。 一時間後、ちょっと青くなっていたマネージャーさんにカートを返却した。
マオイ・ゴルフ・リゾートの皆さん、お世話になりましたm(_ _)m。
その後、札幌市内へ移動。時計台など見学の後、お昼はサッポロ・ビール園へ
(札幌市東区北7条東9丁目 予約電話 0120-150-550)
今やキリンやアサヒのビール園もあるそうだが (昔来たときはサッポロ・ビールのしか無かった ような気がする)、やはり伝統的な建物も見たい ということで、再びサッポロ・ビールのビール園に 行きました。 敷地内に建物はいくつかありますが、 こだわってたので「赤レンガの建物」と予約しました。 |
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北海道といえばやはり… ジンギスカンですね! 生ラム、もみラム、ジンギスカン・ラムの 食べ放題コース。 工場直の生ビールもgoodです。 |
この後、下の子が調子悪くなって来たので、GW当番の小児科病院を探した。札幌市清田区の
ひらおか公園小児科 さんへ。連休中など病院はほとんど休み。そのため当番の病院はすごく混むのだが、
案の定メチャメチャ混んでいた。健康保険証は後日FAXすることで診察してもらい、薬をもらった。
夕方までかかったが、これで少し安心。
予定を変更して道央自動車道に乗り、苫小牧市へ移動。観光案内所で教えてもらった、
苫小牧駅近くの和風旅館に宿を決めた(4人で8,000円)。観光地でさえなければ、GW中でも宿は見つけやすい。
翌朝、苫小牧から、白老町のアイヌ村、ポロト・コタンへ移動。
ここに来るのは夫が大学3年のとき以来だから、実に1?年ぶりだ。
まずはコタンコロクル(村長)の巨像がお出迎え。
園内には復元されたアイヌの人たちのチセ(家)やプ(貯蔵庫)、アイヌ犬やヒグマのセッ(檻)、売店、アイヌの野草園、アイヌ民族博物館などが点在し、面している湖、ポロト湖にはチプ(丸木の小舟)が浮かんでいる。
アイヌ民族博物館 The Ainu museumでは、アイヌの他 北方少数民族の展示も。
北極圏のイヌイット(かつてはエスキモーと呼ばれていた人たち)や、北欧のサーミ(同、ラップ人と呼ばれていた)の展示も少しだがあった。
アイヌの踊り⇒
チセ(家)の中で、いろりの周囲を回りながら踊る。
天井からぶら下がっているのは、鮭の燻製。
こうやって、いろりの火でいぶしていたそうだ。
煙りで家に虫がつくのも防げたし暖かいし、一石三鳥。
前から欲しいと思っていた『アイヌの刺繍入りはっぴ(子ども用)』をお土産屋で見つけたが、なんと 子ども用のはっぴ1枚で15,000円もする。
値切ったとしてもここは日本。12,000円がいいとこだろう。
でもポロト・コタンに試着体験コーナーがあったので、これで満足することにした(200円)。
ちなみに頭に載せているサパンペ(弊冠)は儀式用。
神聖なものなので、売り物にはしないそうだ。
ポロト・コタンの売店で、鮭の燻製をカッティングしていたおじさんと。アイヌ料理について、いろいろと説明してくれました。
売店ではペネイモという芋のパンケーキのようなものや、鮭の燻製が食べれます。狩猟採集・漁猟民であったアイヌは、そのときどきの季節のもの(野草など)や保存食(魚など)も食べていました。ルイベもそもそもは保存用に冷凍していたもので、「解凍したもの」という意味があるそうです。
(おまけ)←これは後日、愛知県で。
犬山市の野外民族博物館
リトルワールドの
復元アイヌ集落。
番外編 アイヌ料理について 日々、エスニックなものを追求する我が家では…。出発前、是非とも北海道では『アイヌ料理』を食べてみたいと思い、インターネット、参加しているエスニック料理のメーリング・リスト、掲示板などを通じ、いろいろ調べてみた。が、しかし…。
『アイヌ料理』を日常的に出しているレストランは、東京中野にある『レラ・チセ(「風の家」の意味)』(紹介ホームページはこちら)と、道東阿寒町の『ポロンノ』の2軒以外は見つからなかった。阿寒町も今回の旅の目的地・道央とは遠く、結局『アイヌ料理のレストラン行き』は幻となった(T_T)。 それにしても、どうして東京にあって、札幌には無いんだろう…? やはり需要が少ない分、人口の多いところでしか成り立たないのか…。
で、この1年後… 東京出張の際、アイヌ料理レストラン『レラ・チセ』さんに行って来ました!
←『レラ・チセ(風の家)』
東京都中野区新井1-37-12
TEL:03-3387-2252
西武新宿線新井薬師駅、JR中野駅から
徒歩10分ぐらい(のはず)。
道がわかりにくいもんで
迷った 迷った(^^;。
キトピロ(行者ニンニク)、ユク(鹿肉)、チェプ(魚の意味だが、鮭を指すそう)、チポロ(イクラ)などアイヌの人たちがよく食べていた食材を使っている。料理としては、オハウ(鮭と昆布出汁のお汁)、ユク(鹿肉)の炒め物や焼き物、キトピロ(行者ニンニクのおひたし)、ラタシケプ(カボチャなどの混ぜもので、シケレペという香りの強い木の実も入っている)、ムニニイモ(凍結したイモをすりつぶし、醗酵させた粉からつくる団子)、アマムイペ(金時豆、イナキビと炊いたご飯)、カボチャやイモのシト(団子) などがある。
アイヌの人たちは、様々な山菜を知り、鮭を主食といえるほど残さずに使ったそうだ(食べたり、皮なども利用した)。またエゾジカなども狩って食べていた。
アイヌ料理について何かもっと知っている方、情報載せたいのでご連絡下さい。
その後、結婚式の行われる、ホテル・ニドム HOTEL NIDOM (苫小牧インター近く)へ移動
(『ニドム』とはアイヌ語で『豊かな森』という意味だそうです) すごいきれいなところだった。
有名な指揮者、かのバーンスタインも、晩年ここを気に入って長く滞在していた(そうだ)。
自分でお金出してないからわからないが、北海道では有名らしい。こんなところに泊まれるのは
多分、最初で最後。充分楽しんで元を取ろう!(お金出してないけど(^^;)と決めたのだった。
広〜い敷地内には客室用のコテージや湖、レストラン、ゴルフ・コースなどがあります。
結婚式は敷地内の教会で、夕方から始まった。結婚式は、こんな感じ↓
喜喜 祝 祝 喜喜 おめでと〜〜!!! 喜喜 祝 祝 喜喜
記念撮影 (ガ〜ン!自分が写るの忘れてた…)
妻(左端)は、ヴェトナムで買って来た
アオザイ(軽いし持ち運びに便利!)で参列。
義兄はちょっと遅かったのですが、
素敵な奥さんと結婚出来ました。
めでたし めでたし。
森の中のコテージに泊まりました。
(一軒貸し切り)
←披露宴パーティーもこの中でしました。
翌朝、敷地内を散歩して回る。
誰がつくったのかはよく知らないが、ここ『ニドム』は、広い敷地の中に多くのコテージ(山小屋風)、森、小川、湖があり、一般車は入れないようにしてある。湖にはニジマスもいて、別荘地みたいにきれいなところだった。レストランも美味しかった。
(これだけ宣伝してあげてるんだから、後日きっと「優待券」が
送られて来るに違いない…)
その後 新千歳空港へ移動。レンタカーを返却。
空港で北海道ならでは…のおみやげ ハスカップのジャムやクッキーを買った。
←うちの庭の大実(青実)ハスカップの木 今回北海道に来てわかったが、ハスカップ(大実ハスカップ・青実ハスカップ。ブルーベリーのような小潅木で、実の形・色はプルーンのよう。北海道原野に群生していた)は、そもそも北海道のような冷涼な気候に合うものらしい。この旅の2年前、うちの庭に植えたハスカップの木は、けなげにも毎年名古屋の夏(汗;)に耐えているのだ(ToT)。まだ実がついたことがないが、高温多湿の名古屋では無理かもしれない。家庭果樹園芸編へ |
北海道 アイヌ民族・アイヌ文化関連のリンク集
日本は“単一民族”の国などではない。 過去も 現在も もちろん未来も… と思います。
沖縄でも思いましたが、国内にもこういう、異質な文化を有していた ということは、素晴らしいことだと思います。
☆ アイヌより | アイヌのこと、出発前にいろいろと勉強させてもらいました。 見落とされがちなアイヌ文化や、近代の歴史がわかります。 |
(財)アイヌ文化振興・研究推進機構 | アイヌの言葉や文化、伝統を研究・普及し、後世に伝えるための 財団法人です。 |
アイヌ語ラジオ講座 | STV(サッポロ・テレビ局)のラジオ放送でやっているそうです。 興味のある方はどうぞ。 |
今後もリンクは追加していきます。