中国・蘇州で買って来ました、チャイナ・ドレスです。 上有天堂下有蘇杭
上海・江浙(こうせつ)子連れ旅
Shanghai & Jiangnan District, China. Traveling with the kids.
2001年4月 (11日間)
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〜 中国江南地方:上海、蘇州(江蘇省)、杭州・紹興(浙江省)を個人旅行 〜
旅人 : 夫、妻、長男(3歳10ヵ月)、長女(生後6ヵ月)の計4人

(2001年11月、中国情報専門紙 『週間チャイニーズドラゴン(中国巨龍)』に紹介されました!)

 その道のプロがサイトを厳選して掲載する All About Japan
 『子連れ旅行』にてご紹介頂きました!

蘇州〜杭州 夜行運河フェリー  茶所・杭州と龍井村  中国への子連れ旅は?  日中 罪と罰 比較  紹興酒の故郷 紹興
日中・子どもの厚着比較  上海観光へ  上海・江浙子連れ旅 食いだおれ編(工事中)  中国江南リンク集  

〜まずは出発の準備〜
0歳児用: 紙オムツ、おしりふき、離乳食セット、
入浴用の桶、ガーゼ、ベビー・ソープ、おくるみ、
だっこひも、折りたたみ式ベビーカー…。
3歳児用: シャンプー・ハット、ご機嫌取り用おもちゃ、
グミ(飛行機の離着陸時、噛むことで耳が痛くなるのを
防ぐ)、迷子防止ひも、エプロン…。
2人の子ども共通: 小児科でもらった薬、着替え…。

例によって紙オムツが、かなりの部分を占有している。
(紙オムツは4.5枚×日数分として計算→少し余った)
『圧縮袋』は服を詰めるのにけっこう役立った。

もちろん紙オムツやベビー用品は中国でも買えますが、普段から使っているものを手に入れるのは
難しいでしょう。 その他、事前に旅行の掲示板やMLを通じ、子連れの中国旅行に要りそうなものを
いろんな方から教えて頂きました《謝謝!》。(多くの人がいうのは、『ウェットティッシュ』でした)

 今回は仕事も兼ねての子連れ旅。役所や会社が休みに入ってしまってはまずいため、5月1日のメーデーから始まる中国国内の大型連休も外したのだが、それがとても良かったらしい。
 (註)中国を旅行される方へ。数年前から始まった、5月と10月にある中国の大型連休は避けた方が無難のようです。中国の人たちの国内旅行で、観光地はどこも “地獄のような混み具合” だとか…。まぁ、あの人口がいっせいに旅行するんですから、想像つきますよね。

エア・チケットは中国系の旅行会社で、名古屋⇔上海 大人50,000円×2人、3歳児35,000円、
赤ちゃん7,500円。 今やツアーの方が安いが、ツアーは日数が短い(4〜5泊しかない)。
4月の上海としては、とても安くして頂いたと思っている。 他に当然ながら査証代が、赤ちゃんでも
(つまり4人分(^^;) かかる。 やっぱ一人で旅行してたときとは違うよなぁ。 ぶつぶつ…。
(註:2003年9月より、日本人の中国観光査証取得は、15日以内なら不要になりました)

中国西北航空で名古屋空港を出発!

飛行機の中、乳児は当然ながら席が無い。
しかし事前に航空会社に頼んでおけば、
写真のようにバシネットという乳児用の
バスケットを 席の前に取り付けてもらえる。

生後10ヵ月ぐらいまでの乳児を連れて旅行
される方、是非ご利用ください(無料)。
親はけっこう助かります。

約2時間で、上海・虹橋空港に到着。
4月の上海は名古屋とさほど変わらず、夜はまだ肌寒かった。緯度は鹿児島と同じぐらいなのに…。
両替(中国国内はどこでも変わらないらしい) 2001年4月現在 10,000円あたり 652.51人民元(RMB)

 着いた日の夜は、日中合弁企業在籍の人たちと上海料理のお店で会食・打合せ。こちらの希望通り(「日本でも食べれるような普通の中国料理は食べたくない!」と言いました)に、珍しいものを沢山注文してくれた。 そして、さすがは地元の上海人。どの料理もが珍しく、また美味しいのだ。商談も含まれてるというのに、目の色を変えて食べまくってしまったのだった。

〜 初日から全員、食欲に火がついて食いだおれモードに 〜

『上海・江浙子連れ旅 食いだおれ編(奥深き中国料理の世界)(工事中)へ。
江蘇省、浙江省は、長江下流域の豊かなデルタ地帯。 当然、食べ物も美味しい。
太古から、『江浙実れば天下足る(江蘇・浙江が豊作になれば、中国全土が食えてしまう という意味)』といわれていた。

上海到着が夕方だったため、初日だけ宿を予約しておいた。
宿はバックパッカーがよく使う(というより上海ではここ以外、
ドミトリーが無いらしい)
←浦江飯店 PUJIANG HOTEL
 (外白渡橋の北側、ロシア領事館の裏)

情報交換のために泊まったが、子連れのため、今回
泊まったのはもちろんツインの部屋だ。

中国人の友人のつてで予約してもらったため、
なんと一泊目は タダ だった。
中国では人間関係が大事らしい…。

中国には 安宿 といえるものが少なく、その点バックパッカー旅行はしづらい。アジアで$20以上の宿など
めったに泊まったことのない田澤家だが、今回は毎日、250元(3,800円)とかいう金額を出さねばならなかった。
子どもも小さいので仕方ないが、中国は食費や交通費の安い割に、宿代が(航空券も)高い。



翌朝、上海火車站(ようするに鉄道の駅です)から常州行きの列車(大人のみ・12元)に乗り、蘇州へと向かった。
1時間後、蘇州駅着。土曜だったためか宿はなかなか決まらなかったが、なんとか申江大酒店(280元)に落ち着く。

“水”の都 蘇州
(子連れおすすめ度 ★★★☆☆)
 確かに… 

 “きれいな水”
 
 とは誰も言ってなかったし(^^;。

蘇州に着いて早々だが、市内の総合切符売り場(総合售票処)まで翌日のフェリーのチケットを買いに行った。
売り場の下に旅行会社があり、翌日の1日周遊ツアーがあったので申し込んでみた(大人のみ1人15元+入場料)。

事前に情報は得ていたが、情報の通り蘇州はかなりほこりっぽく、排気ガスも多かったので TAXI をよく利用した。

その日の夜は、蘇州の有名なレストラン『得月楼菜館』へ(詳しくは、『食いだおれ編(工事中)』で!)。

翌日、全員 中国の人たち
(12〜3名ほど)の蘇州1日ツアー
(1人15元+各入場料)に参加。
蘇州の庭園や名所をまわる。

ガイドさんも運転手さんもお客さんも
みんな親切。子どもの面倒も見てくれて
助かった。
中国の人たちの国内旅行も、けっこう盛ん
なんだなぁ… と感心しました。

蘇州を代表する庭園、拙政園
(子連れおすすめ度 ★★★★☆)

蘇州にはきれいな庭園がいっぱい。
庭園はどこも人でいっぱい。



獅子林にて



獅子林内のパンダのごみ箱



夕方、蘇州市の南の方にある、フェリー・ターミナルへ。
以前からずっと乗りたいと思っていた、蘇州〜杭州間の運河を行く 夜行フェリーに乗り込んだ。
夕方5時半出航。
期待通り(?)のボロ船だった。
(大人のみ・1人95元・寝台)
2段ベッドは決して快適とはいえなかった
が、子どもは喜んでたのでいいかな…?

でもさすがは中国。船内には食堂もあり、
厨房でコックさんが腕を振るう。
(田うなぎの料理は美味しかったです)

トイレはもちろん、ニイハオ・トイレ。
写真のように、船は連結されて運河を
進んでいく。
僕たちの乗った船も5隻ぐらい連結されて
いて、運河を行く列車のようだった。

運河なので外洋フェリーなどと違い、
心地よい揺れでした。
これぞ江南!運河にかかるアーチ型の
石橋の下を、船がくぐって行く。

運河沿いには、水上ガソリンスタンドや
水上交番派出所もあった。
船から見える風景も、江南地方の風景。

翌朝9時 杭州・武林門フェリーターミナルに到着。



中国茶が好きな僕にとって、杭州は今回の旅行で一番行きたいところでした。
『中国茶道のページ』へ。

 宿探しは中国の招待所(外国人は泊まれない)に入ってしまったりして難航したが、ようやく金鳳凰大酒店 JIN FENG HUANG HOTEL (杭州市天目山路10号)に決まった(250元×3泊)。マネージャーさん、とても親切。

茶所 杭州には茶館が多いです(^^)。
(子連れおすすめ度 ★★★★☆)

ホント、ちょっと歩くだけでも茶館が
見えて来ますよ。

 柳浪聞鶯 
「西湖十景」といわれるビュー・ポイントのひとつ。



城隍茶楼という茶館で一休み。

既にいろんなのを飲んでいたため、
このときは 白毫銀針と南京雨花茶を
飲みました。

中国の人は子ども好きで、よくあやして
くれるので旅行中 親は助かります。

☆ 中国への子連れ旅は? ☆
 中国ではホテルであれ 飲食店であれ、移動中の交通機関内であれ、みんな子どもをよくあやしてくれた。オムツを替えるのまで手伝ってくれるし、周りのお客さんも全然、嫌な顔をしない。
 実は行くまでは、一人っ子政策の国に二人の子どもを連れて行っていいものだろうか…などと少しだけ後ろめたさがあった(お客さんや知人から、一人っ子政策の徹底ぶりを聞かされていたので)。でも全然、問題はなかった。
 日本で三つ子を見たときぐらいの衝撃なのだろうか、皆、「両個孩子(ヤンクーハイズ)!(二人子どもがいる!)」などと驚きながら近づいて来て、子どもをあやしてくれる。

 とにかく、これも一人っ子政策の影響なのか、“子どもはみんなで育てる” というような文化を感じた(この点はチュニジアも同じだった。日本も昔はこうだったのかな…?)。 時差も飛行時間も少なくてすむし、子連れ旅行に向いている国だと思います。


夜は、薬膳料理の料理店、胡慶余堂薬膳庁(杭州市大井巷96号)に行きました。
(薬膳といっても金額もそう高くないし、美味しいのでお勧め!詳しくは、『食いだおれ編(工事中)』で!)

 白堤から見た風景

翌朝、ぽかぽかした陽気の中、柳の花綿が
風に舞っていた。やっぱり江南はこの時期
(4月〜5月)がベストだと思う。

西湖のほとり、望湖楼からベビーカーを押して
白堤を渡り、中山公園(孤山)に入る。

 西湖十景のひとつ、平湖秋月の茶店で八宝茶を飲む。その後、近くの西冷書画院という店へ。掛け軸や印鑑などで有名なお店らしく、日本人のお客さんも大分来てるようだ。そのため日本語を話せるお姉さんが 3人 もいた。さんざ子どもをあやしてもらったあげく、何も買わずに(^^; 店を出る(なんせ高くて手が出なかったので…)。

 遊覧船(大人のみ・1人35元・乗り放題)に乗り、西湖 XIHUへ。遊覧船はまず、湖心亭のある島へ。

その次に遊覧船が着いたのは、
西湖中央に浮かぶ島。
(子連れおすすめ度 ★★★★☆)

三潭印月、御碑亭、我心相印亭などの
見どころが見れる。
 西湖のほとりに建つ、岳廟
(子連れおすすめ度 ★★☆☆☆)

更に遊覧船に乗り、蘇堤のわきを抜けて
岳廟へ。

日本ではあまり知られていないが
中国では人気の高い、南宋時代の将軍
岳飛を祀っている。



☆  日中 罪 と 罰 比較! ☆



〜 杭州・岳廟にある 『秦桧たちの像』 〜
 杭州の岳廟には、中国の英雄・岳飛に関わる小説などを読んで以来、ずっと行きたいと思っていた。 特に何が見たかったって、ここ岳廟にある、秦桧(しんかい)たちの像(南宋の英雄 岳飛を陰謀で殺した、悪者たちの像)を見たかったのだ。
 以下、中国人のお客さんに聞いた話で、裏付けは取ってません。中華圏(台湾を含む)では油条という細長い揚げパンをよく食べますが(特に朝食で)、これをつくるとき細長い油条2本を 秦桧夫婦に見立てて、熱い油に投げ込んだりするとか。これを油炸桧というそう。皆、上の秦桧たちの像にもつばを吐きかけて行くため、「つばをかけないでください」と注意書きがされているくらいだ。
 中国では、悪者は死んでも悪者。死んでも絶対に罪は消えない。その点日本は、「死んだらみんな 仏様…」みたいなところがあり、死者を墓から出して来てまで処刑…なんてことは歴史上も少なかったと思う…(イギリスのクロムウェルも、死後 墓から掘り出されて処刑されたらしい)。

 「秦桧たちの像」を見れば、中国の人たちが A級戦犯も合祀されている靖国神社への参拝を許せないのが、納得出来る。



その日の夕方、インターネット上(中国茶の掲示板)で知り合った杭州在住の劉さんが、ホテルまで来てくれた。
(インターネットの力ってすごいですね!)
一緒に劉さんおすすめの 杭州人家大酒店 へ。地元の人が行くレストランで、とても美味しかった。



翌日、劉さんに龍井村 まで案内して
いただいた。

龍井泉(子連れおすすめ度 ★★☆☆☆)
の入口にて。
龍井村の茶摘み風景

龍井茶のおかげで、このあたりの
農家はかなり裕福らしい。

☆ 中 国 茶 葉 博 物 館 へ ☆
 劉さんのおかげで、館内の建物は全て顔パス。館長さん(地元の有力者)とも会えたし、入場料も取られなかったし、“本物の”龍井の新茶も買えた。 くどいようだが 中国ではやはり、人間関係(コネともいう)が大事らしい…。 (註:龍井茶は茶葉博物館で買えば、間違いなく “本物” が買えます。ご安心を!)

 中国がコネ社会なのは、仕事や旅行を通じ、前から知っていた。
残念ながら 在日中国人の人たちの中には、日本に来ても あらゆる場面でコネが効くと信じ、口のうまいブローカーにだまされるケースも多いんです。
                       ↓       ↓       ↓
           『在日外国人をたぶらかす、ブローカーにご用心!』のページへ

 その後、劉さんとは日本での再会を約し、別れた。


西湖の夕焼け
(子連れおすすめ度 ★★★☆☆)
西湖の夕焼けを見るため、
小型ボートを借りました。

こんな大きな湖が都市の真中にある
杭州は、茶館も多いし、中国で住むなら
ここだな、と思わせられるところでした。

翌朝、杭州 汽車東站(東バスターミナル)から高速汽車(バス)に乗り、紹興へ(大人のみ・1人18.5元)。
バスターミナル内部の様子
今や中国国内の移動は便利で、昔のように 1日がかりで切符を買う なんてことも無い。
余程 遠距離でなければ、バスでも列車でも、当日チケットを手に入れることが出来る。


1時間後 紹興客伝中心(紹興バス・ターミナル) に到着。

紹興酒の故郷 紹興

紹興出身の有名人といえば・・・ なんといっても、魯 迅 先生。ということで、魯迅ゆかりの名所へ。
魯迅記念館の入場券(大人のみ・15元)で、陳列館、魯迅故居、三味書屋、魯迅祖居、百草園などに入れます。

魯迅故居の近くにあるレストラン、
咸亨酒店 Xian heng Restaurant
(子連れおすすめ度 ★★★★☆)

ここで飲んだ紹興酒の
 美味しかったこと… (^^)
日本で安い紹興酒ばっか飲んでたせいでしょうか…
紹興酒がこんなに美味しいものだったとは
知りませんでした…

他に名物の臭豆腐なども食べましたがこれはちょっと…。 (詳しくは、『食いだおれ編(工事中)』で!)

☆ 女 兒 紅 の 話 ☆


 昔、江南地方では女の子が生まれると、紹興酒がたっぷり入った甕(かめ)を土に埋め、17〜8年後(昔は早く結婚したので)、その娘が結婚するときに甕を掘り出し、結婚式でその紹興酒を飲んだそうだ。
 実は今回、生まれたばかりの長女のために同じことをやろうと思いつき、わざわざ紹興酒入りの甕を探しに紹興まで行ったのだが…。 希望の、20年ぐらいもつものはとにかく でかい 甕に入ったものしかなく、手ごろな大きさのものは皆、賞味期限が2年ぐらいしかない ということがわかった (ToT)。

 がっくりきたが、大きな甕を持って帰るのは、2人の子を連れた個人旅行だし荷物も多いので×。 それに、よく考えたら娘が20歳前後で結婚する という保証はどこにも無い(し、そんなに早く結婚するのも困る)。 あぁ、しかし今思っても、買えなかったのは残念だ…。 どなたか 30年ぐらい もつ紹興酒の大甕を日本で 安く 買える場所をご存知の方、教えて下さい! 

    ⇒ で… この翌年に、買っちゃいました(^^; 親バカ日誌3 『紹興酒の大甕』のページへ 



夕方、紹興客伝中心から高速バス(大人のみ・1人70元)に乗り、再び上海へ。
3時間後、上海高速バス・ターミナル着。 ターミナル近くの商店街に入り、食事。 ここで気づいたことを少し…。

突然ですが…

☆  日中子どもの厚着比較! ☆
〜 上海バスターミナル近くの商店街にて 〜



中国の子ども 代表
おしりは出していて、太もも、
足はバッチリ厚着。
頭寒足熱の国、中国では、皆、子どもの足を厚着させている(おしりは出してるのに…)。
中国の人たちは夏でも厚手の靴下をはいてたりするそうだ。
そのせいか皆、うちの子の むき出しの足 (右写真参照)が気になって仕方ないらしい…。こちらは、“おしり”(左写真参照)の方が気になって仕方ないんだけど…(^^;。
旅行中、年配の方は必ずといっていいほど、うちの子の足にタオルや服などをかけてくれた。
日本だと厚手の靴下は血行を悪くする とかもいうみたいだけど…。 一体どっちがいいんだろうか…。
ちなみにこの、おしりが開いた子供服。おみやげに一着買って来た。


日本の子ども 代表
紙オムツに、ムチムチの
太ももと足が丸出し。


 翌日は仕事日。雨の中、仕事に関係ある場所 因私出入境服務中心や渉外婚姻登記処など『国際結婚手続編参照)を見学し、調査。夕方には浦東地区へ。律師(中国の弁護士)の楊さんと会食、白酒(パイチュー)で乾杯 (白酒は中国ではよく出されるお酒で、メチャメチャ強いお酒)。みんなお酒に強いです。
白酒(パイチュー)の一種、汾酒について
(中国茶 他に博識の高い、遊笛山房さんのお話です)
汾酒は、黄酒の銘酒「汾清( フェンチン)」として、約1500年前の唐代に誕生し、醸造酒から蒸留酒への製造変革を経た
お酒で、白酒区分されます。これは、いわゆる
焼酎の一種とも考えられていますが、日本の本格焼酎が、通常「麦」、「米」、
「芋」などを主原料にしているのに対して、「汾酒」は、中国北部特産の良質の「高梁(コウリャン)」を主原料に曲(キョク)と
呼ばれる煉瓦(レンガ)状の固形麹(コケイコウジ)を使用し、水分量約50%という状態で固体発酵(コタイハッコウ)させます。
その後、単式蒸留の工程を2度繰り返し、さらに3年以上貯蔵・熟成させるのだそうです。アルコール度数は、53度!!

なるほど… アルコール53度。泡盛と同じぐらいかな…? 飲んで火がついたはずだ…。 ゆうてきさん、有難うございました。


 その翌日も小雨。簽証中心(上海版入国管理局。上海に住む外国人がいっぱい)を見学し、その後仕事。最近は上海で働く日本人も増えている。中国で働くためのヴィザも、けっこう面倒くさい。午後は人民公園脇の、スターバックスに入って休憩(2001年4月現在、上海にはスタバが11店舗あるらしい。名古屋は同時期、5店舗しかなかった)。 その後 人民公園前の有名なレストラン、楊州飯店で日中合弁企業在籍の人たちと会食。美味しいので相変わらず食べまくる(詳しくは、『食いだおれ編(工事中)』で!)。ここは接待などによく使われる、超有名店。お金出してないが(^^;、すごく高かったと思う…。
 日本に住んでいる中国人社長が、「上海に行くと高級なものと安いもののギャップがあるのが面白い。タバコも日本だと2倍くらいしか値段の違いがないが、中国だと50倍ぐらいの開きがある。」と言っていたのを思い出した。中国(特に上海)は同じようなもの(料理とか)でも、値段が全く違う(所得も全く違うし)。なにやら、行く店が違う…という、階層が出来ているような感じで、今後益々、そうなっていくと思う。平均化された日本と、ギャップのある中国。どっちが社会主義国だか、わかりゃしない…(^^;。



〜 次の日、打って変わって快晴。 上海観光を再開。〜
やっと…というか、上海を代表する庭園、豫園へ行きました。

 朝、旅行中すっかり好きになった豆漿(ドウジャン・温かい豆乳で、飲みやすい)を永和大王というチェーンの店で飲む。永和大王は上海中にあって、抽選でタイ旅行なんかも当たるらしく、人で賑わっていた。海外旅行に行く人も増えてるようだ。
 他に上海でよく見たものといえば、珍珠女乃茶(パール・ミルク・ティー)、泡沫紅茶(カプチーノの紅茶版みたいなもの)を出すお店。台湾だけかと思っていたが、中国でもすごく流行ってるらしい…。

豫園(子連れおすすめ度 ★★★★☆)内部

豫園はいつも、人でいっぱい。
水もふんだんに使った庭園は、日本人にも
親しみやすい と思いました。

でも小さな段差が多いので、ベビーカーはちょっと不便。
正面入口の狭さから、ベビーカーを預かってくれる
スペースもありませんでした。

ここに限らず中国の有名な庭園には、
折りたたみ式ベビーカー以外は持って行かない
方がいいと思います。

 豫園見物の後、すぐ近くの湖心亭でお茶を飲み(他に比べてメチャメチャ高い)、緑波廊餐庁で昼食(ここも高い)。やっぱり有名なところはどこも高い。地元の中国系のお客さんがいっぱい入ってるお店なら、別に有名なところでなくても美味しいし、お得だな、と思った。台湾でも香港でも、アメリカの中のチャイナタウンでも事情は同じだ。

 その後、豫園前の市場で買い物をし、豫園の裏に広がる下町へ入って行った。やはり下町は、絶対にはずせない観光スポットでしょう(^^)。

わくわくしつつ、
豫園の裏に広がる下町へ。

路地裏から子どもたちが飛び出して来た。
ちまきをつくってるお婆さんたちがいました。
下町には欠かせない(?)
中国式銭湯 も発見⇒

一度入ってみたかったが、
子どももいるので止めておいた。

入ったことのある方、内部の
様子を教えて下さい。

 夕方、外灘(バンド)へ移動し、夜景を見る。その後 南京路へ向かい、洪長興という、清真料理(イスラム料理)の店で夕食。ここは上海の中でウイグル族の料理を食べさせてくれるところだ。

ウイグル料理のレストラン 洪長興

羊のしゃぶしゃぶ、羊肉の水餃子、
串焼き(シシケバブ)、すいかのジュースなど…
で、ご機嫌の図。

写真のように、しゃぶしゃぶの鍋には
途中から長い円筒形のものを乗せる。
こうすると火力が高まるそう。

我が家のエスニック料理のページはこちら


帰 国 の 日

 翌朝(帰国の日)、チェックアウト後、虹橋空港の方面へタクシーで向かう。高速道路からの風景はすごい。何がすごいって、高層ビルが絶え間なく続いているのだ。きっと地震の心配がないこともあるんだろうが、とにかく上海は大都会だ。
 空港近くに在上海日本総領事館があるので、ここも見学。外には数十人の中国の人たちが、ヴィザを発給してもらうために待っていた。日本人はパスポートを見せれば並ばずに中へ入れる。中へ入り、仕事に関係する情報・資料をもらった。

 その後またタクシーに乗り、空港へ向かうがここでまた寄り道。名古屋にはコアラしかいないので、子どもにパンダを見せるため、上海動物園(子連れおすすめ度 ★★★★☆)(大人のみ・1人35元。虹橋空港に近い)に入った。
が、しかし…
 パンダ(熊猫)は汚かった…。 おまけにずっと寝ていた。 『お〜い、起きろ〜!』 という、こちらの願いもむなしく、ずっと眠っていたのだった。
 
 右は動物園の中で見た、モニュメント。
何かと思ったら、オリンピック誘致のためのもの
だった。(2001年4月当時)

周りには歴代オリンピックのマスコットが並んでいる。
中国の人たちのオリンピック誘致への意気込みを感じる。

その後の7月、オリンピックは北京に決まりました。
 (おめでとう!中国  おめでとう!北京。)


その後はおとなしく空港へ行き、名古屋行きの飛行機に乗り、帰国しました。
ちょっと一言…  (この物価の国で、空港税1人90元は高い!

と、今回の旅のアルバムは、これで取り合えずおしまいです。何だか子どもの日記みたいに
なってしまいましたが、ここまで読んでくださった方、ありがとうございました 謝謝!。 自己満足、
親バカの部分もあるとは思いますが(本人は気づいておりません)、その点ご容赦ください <(_ _)>


P.S. 名古屋で子連れ旅行愛好家族のためのサークルを主催しています。ご興味のある方、ご覧下さい。

海外“子連れ”個人旅行・バックパッカー旅行愛好者サークル『旅の会 子連れ ごんべえ』





中国・江南リンク集

は相互リンク・サイト)

       中国のことならまずここへ!総合情報、地域別、ジャンル別、情報交換BBS…とにかく
充実しています。今回の江南旅行前にも、いろいろと情報を頂きました。 謝謝!
ちょろいもんだぜ
中国生活
中国生活なんて簡単だっ!上海のパワーに魅せられ、高校教師を辞めて中国生活を始めた筆者が書く、上海のディープな楽しみ方。
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やってます)でも、いろいろな情報・アドバイスを頂きました。 これまた、謝謝!
のすママのホームページ 子連れ旅行情報でもお世話になってる、のすままさんのホームページ。
(20年以上前の!)中国旅行の記録も。"記憶をたどって"、更新してくれています。
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『わーるど旅行記』で、ご家族連れ旅行記や中国のご実家の様子が楽しめますよ。

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